夫のタバコで人生が激変~受動喫煙被害の体験から学んだこと
新シリーズ「21世紀選書」から第1弾が出ました
身近な人のタバコ煙で人生と健康に大きなダメージを受ける。それが受動喫煙被害です。
その原因と発症の仕組みを学び、環境を変えることで回復に至ったリアルな体験と関連データを1冊にまとめました。
いままさにタバコ煙で苦しんでいる人、自分と家族の健康を守りたい人の力になる本です。
出版にあたっての著者からのメッセージをお届けします。
受動喫煙症という言葉をご存じでしょうか?
「受動喫煙症」
この言葉を目にしたこと、聞いたことはあるかもしれません。
でも、それが具体的にどういうものなのか?
どんな不都合が起きるのか?
そこまでちゃんと知っている人は多くないだろうと思います。
今では公共の場では禁煙が一般になりました。
でも、つい数年前(東京オリンピック前)までは、いたる所で公然と煙草が吸われ、その煙を浴びる環境が普通だったのです。
受動喫煙とは、
自分はタバコを吸わないのに、
人の吸うタバコの煙を否応なしに吸わされること。
そして、それによってさまざまな健康被害が起きる状態を
「受動喫煙症」と言います。
受動喫煙被害とは、タバコが「臭いから、煙いから不快」というレベルの話ではありません。
本当に体がおかしくなります。全身的にさまざまな問題症状が起きます。
度重なると普通の生活が出来なくなり、場合によっては命にまで係わる病気が引き起こされることもあります。
でも、体験したことのない人には、これがなかなか理解されない。
だから、実際に経験したことと、かき集めた知識を、1冊の本にまとめて、世に送り出すことにしました。
身近な社会問題~香害とタバコ煙被害に共通すること
今、柔軟剤の過剰な香料による健康被害が「香害」と呼ばれて社会問題になっています。
化学物質過敏症という言葉もすでに一般化しています。
受動喫煙の健康被害も、発生する状況は同じです。
どちらも、人体に有害な化学物資が空気中に拡散し、それを浴びることによって、健康被害が生じる。今の日本で、普通に人と関わり、社会生活をしているならば、避けることが出来ないもの。
つまり「公害」問題です。
これらの被害によって、当たり前の生活ができずに苦しんでいる人がいます。
数年前までの著者も、まさしくその一人でした。
わたしの場合はタバコ煙です。
そして、それが一番の要因となって、結婚生活が破綻しました。
そのぐらい、人生に影響を及ぼしかねない問題なのです。
でも、こういうことは、当事者にならないと実感できないし、なかなか理解もしにくい。イメージできないものです。
タバコ煙で苦労しているので、わたしには香害被害を受けている方たちの苦しみ、辛さが身に染みて分かります。
思い出すだけでも身体が反応して……
実は、この本をまとめるために、タバコについてリサーチをしているだけで、身体がつらくなって、作業がなかなか進められないということが起きました。
これには自分でもかなり驚いています。
ちょっとしたPTSD状態?
今となったら、すでに過去の出来事ですが、あの頃どれほど辛かったのか、と、我がことながら当時の自分がかわいそうで胸が詰まりました。
幸い、今ではずいぶんと社会の禁煙化が進んでいます。
イヤな思いをする場面はめっきり減りました。
それでもゼロになった訳ではありません。
同じマンションの誰かがベランダでタバコを吸って、その煙が部屋に入って来ることもあります。
あわてて窓を閉めますが、良く晴れた天気の良い日に窓を開けることも出来ない悲しさ、想像できますか?
タバコや柔軟剤など、身近なものが原因で、苦しんでいる人が、世の中には少なからずいます。
そうした人たちが(もちろん私自身も含めて)安心して笑顔で暮らせる社会になってほしい。
心からそう願って、この本を世に送り出します。
青山君子
著者について
もっと欲張りに、もっと「わたしらしく」幸せに生きたい人を応援する活動をしています。
「本当の自分」に戻って、心の奥にある「あなたの夢と未来」を形にして、行動し具現化する。そのために「今ここ」でなにをすればいいでしょう?
実践心理スキル、脳科学、瞑想をベースに、あなただけの人生の道のりをナビします。
noteにてお役立ち記事を発信しています。
米国NLP協会(The Society of NLP)認定ビジネスマスタープラクティショナー
TA(交流分析)コミュニケーター
瞑想指導者(中島正明瞑想指導者養成講座修了)
東洋大学文学部卒。東京生まれ、東京在住。
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