シオン流Twitter文章術

文章を書くのが苦手~(>_<) と思っている人にこそお薦めしたいのがTwitterです。
一つの事についてまとまりのある文を書く練習になります。
ポイントを絞り言葉を的確に選ぶセンスが鍛えられます。
どんなに頭を絞っても、たかが140字
400字詰原稿用紙3分の1ですから。気楽にトライ~(^^)/

メガネ犬

長文も短文も基本は同じ

物書きだけど、長々としたブログ記事は、書くのも読むのも、実は苦手です。
月刊誌で記事を書きまくっていた時期もあるし、これまでに書いた中で一番長い小説は400字詰原稿用紙で3000枚=120万字だというのに・・・なぜ?
改めて考えてみたら、思い当たることがありました。

小説も(短編だけでなく長編も)雑誌記事も、文章を研いで削いで純度を上げるのが基本中の基本。なので、それが習い性になっているらしい、ということ。たとえ気楽に読み流す身近な話題だったとしても、一語一語にエネルギー<気>を込めて書く。それがデフォルトになってるんですね。そして、ネット投稿にもその方が合うと思っています。

いまTwitter が楽しい!

Twitter、140字の小さな小さな脳内宇宙の共有。ワンポイントで語るからスルスルと自然に言葉が出てきやすいんですね。物書き系の人に愛用者が多いわけです。納得(^^)
文字数が限られるからこそ生まれてくる表現もあります。日本文学には古来、和歌や俳句など、字数を極端に制限することで、独特の美的世界を描き出してきた文化的背景があります。

だからたとえば―――わたしの好きな和歌集、万葉集とか古今集などから一首を取り上げて、それに短いコメントをつけてTwitter投稿するのも面白いかなと、などといろいろ企んでいます。botでよくやるように機械的にワンフレーズを取り上げるのではなく、ちゃんとひと手間を加えるのがミソ。

Twitterが面白いのは、わずか140字でいかに表現するかを常に意識させられるから。ポイントを絞り込んで簡潔な言葉で書き込んでいく。それを、自分への独り言としてではなく、あくまでも読む人の目を常に意識して、どうやれば伝わるかを考えながら言葉を選びます。これって、とっても楽しい文章上達法じゃないかなと、思いませんか?

1ツイート完結を目指す

書きたいテーマが1ツイートで書き切れないときは、テーマの中身を細分化することを考えます。連続ツイートでつなげて、文字数を増やしていくのではなく、あくまで1ツイートで完結させることを目指すんです。小さく切り取った角度からでも、ちゃんと意味が分かるように工夫。そうやって書いた複数のツイートをまとめた時に、大きなテーマが見えてくるように、全体と細部を常にイメージします。

ハッキリ言ってしまうと―――
短文を書きこなせないなら、良い長文も書けません。

ただダラダラと、とりとめのない言葉が並ぶばかりの文章は、読めたものではないですよね。だからテーマを絞り、言葉を磨き、文章の調子もふさわしいものを意図して選ぶんです。短文ならこうしたコントロールがしやすいし、いろいろな挑戦もできます。
長文がうまく書けないな、と思うなら、まずは徹底して短文で文章力を鍛えましょう!

図書館

長文を書きこなすコントロール力は短文で鍛える

中身の濃い長文は、ベースにきちんと整理された考えや明瞭なイメージがあるものです。それを伝えたいポイントに沿って組み合わせ、必要に応じて膨らませていきます。
どの作業過程においても常に目指し続けるのは、読む人にどう伝えるか。どうやったらより理解してもらえるか、ということです。

何十万字の長編小説、単行本何冊にも及ぶ大作を書くときでも、作家はその一語たりとも一文たりとも、手を抜くことはありません。そうやって緻密に積み上げていく言葉の堆積が、自分の頭の中にしか存在していない一つのイメージ世界を、読む人の頭の中に映し出す唯一の方法なのだ、ということを知っているからです。

だから、まずは、いま目の前のこの140字に、集中!


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シオンの夢の種

Posted by shion